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2019.01.08

ロバート・マッキーの
映画『カサブランカ』分析

レビュー / フィルムアート社

ロバート・マッキーは映画『カサブランカ』をどのように分析したか

 

いい映画は、いい脚本から生まれるといわれています。つまり優れた映画には必ず優れた脚本の存在があるのです。
もし優れた脚本を書きたいのであれば、優れた映画を分析してみるのが最もよい方法です。しかし、プロの脚本家でもない人が、映画を観ながらその脚本を分析するのはなかなか難しいものです。

そんなときに助けとなるのがいわゆる脚本術(の本)です。出版されている脚本術の中には、単に脚本の書き方を教えるだけではなく、優れた過去の映画作品の分析に多くの頁を割いているものがあります。
そのような脚本術を読み、優れた映画脚本の「どこが/どのように」優れているのかを知ることが、プロの脚本家への近道となるはずです。また、プロがどのような視点で映画脚本を分析・評価しているのかを知ることで、自分の脚本をプレゼンするときの対策にもなるでしょう。

ロバート・マッキー著の『ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』は、実に450作品を超える映画作品に言及・分析しながら、優れた脚本をつくるために必要なあらゆる要素について詳細に解説した、物語創作のバイブルともいわれている本です。
(作品で言及されている作品については、こちらのページの最下部にリスト「本書で言及される作品」を掲載しています)

全米脚本家組合(WRITERS GUILD OF AMERICA)が、「歴史上もっとも優れた映画脚本ベスト101(101 Greatest Screenplays)」というリストを発表しています。これは、同組合に所属する映画、およびテレビドラマの脚本家の投票を集計したものです(本ページ下部に日本語リスト掲載)

ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』では、この101作品のうち、半数以上にあたる58作品を作中で取り上げています。つまり本書を読むということは、多くの優れた映画作品を分析するということでもあります。いわば最高の「カンニングペーパー」ともいえる本です。

例えば「歴史上もっとも優れた映画脚本ベスト101」第1位の『カサブランカ』は、本書のさまざまな箇所で言及されていますが、ロバート・マッキーは以下のように作品を分析しています(第3部 ストーリー設計の原則 11 シーンの分析)

 

(以下、『ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』より引用)


 

『カサブランカ』

『カサブランカ』が中途のクライマックスを迎えている。時と舞台が変わらないなか、個人的葛藤に重点が置かれ、会話のアクションが中心となっている。

あらすじ

リック・ブレインは反ファシズムの運動家、イルザ・ラントは亡命中のノルウェー人だ。1940年、ふたりはパリで出会う。恋に落ち、ともに時を過ごす。リックはイルザに結婚を申しこむが、イルザは返事を避ける。リックの名はゲシュタポの逮捕者リストに載っている。ナチス侵攻の前夜、ふたりは駅で落ち合い、パリを脱出する約束をする。だが、イルザは現れない。リックは代わりに手紙を受けとる。そこには、愛しているがもう会えない、と書かれていた。
一年後、リックはカサブランカで酒場を経営している。人を寄せつけず、頑なに中立を貫き、個人的にも政治的なことにもかかわらない男に変わっていた。みずから「巻き添えはご免だ」と言ってのける。よく深酒をし、昔の自分はもういないと思っている。ある日、イルザが店に現れる。著名なレジスタンス指導者のヴィクトル・ラズロといっしょだ。恋人たちは再会する。カクテルを飲みながら軽い会話を交わしても、ふたりが特別な感情をいだいているのは明らかだ。イルザはラズロとともに出ていくが、リックは暗いカフェで夜通し飲んで待っている。
日付が変わって数時間過ぎたころ、イルザが店にもどる。リックはすっかり感傷的になり、かなり酔いもまわっている。イルザは慎重にリックに打ち明ける。ラズロを尊敬しているが、愛してはいない、と。だが、愛しているのはリックだとイルザが言う前に、酔ったリックは辛辣に、売春宿でよく聞く話だ、と言い捨てる。口もとをゆがめて笑いながらイルザを見つめ、さらに追い打ちをかける。「教えてくれ。おれを捨ててだれのところへ行ったんだ。ラズロか? それとも、ほかにも相手がいたのか? そういうことは話さないのか?」暗に娼婦同然だと責め立てられ、イルザは店から出ていく。リックは酔いのなかで泣き伏す。

中途のクライマックス

翌日、イルザとラズロは、出国ビザを闇取引で手に入れようと出かける。ラズロがカフェで交渉しているあいだ、イルザは通りにあるリネンの露天商で待っている。ひとりでいるイルザを見て、リックが近寄る。

ステップ1 葛藤を明確にする

リックが登場し、このシーンを動かす。パリでイルザに捨てられて以来の苦しみを引きずっていたリックは、イルザがほかの男といっしょににいるのを見て、鬱積した怒りを感じる。こうした内的葛藤をかかえながらも、リックの欲求は明らかで、それは「イルザを取りもどすこと」だ。リックに敵対する力の根源も明らかで、それもイルザだ。イルザの気持ちは複雑で、罪悪感や後悔や義務感が入り混じっている。イルザはリックを深く愛していて、できるものならリックのもとへもどりたい。しかし、そうできない理由があり、それを知るのは本人だけだ。板ばさみになって苦しむイルザの欲求は「リックとの恋は過去のことにして、自分の道を進むこと」とまとめることができる。ともに内的葛藤と格闘しながらも、ふたりの欲求は正反対だ。

ステップ2 最初の価値要素を確認する

このシーンを支配するのは「愛」だ。前のシーンでのリックの侮辱的なふるまいは、価値要素をマイナスにした。しかし、観客とリックは一縷の望みをいだいているため、それはプラスへ傾いていく。ここまでのシーンでイルザは「ミス・イルザ・ラント」と呼ばれ、ラズロと旅をする独身女性という立場にある。リックはそれを変えたいと思っている。

ステップ3 シーンをビートに分ける

《ビート1》

〇屋外 市場――リネンの店
アラブ人の露店には、「ランジェリー(リネン製品)」と書かれた看板がかかっている。男がイルザにレースのベッドシーツを見せている。

露天商のアクション:売る。

アラブ人 こんなにいい品は、モロッコのどこへ行ったってお目にかかれませんよ、マドモアゼル。

そのとき、リックがイルザの後ろへ歩いてくる。

リックのアクション:イルザに近づく。

イルザは振り向かないが、リックの存在を感じとる。レースに興味を持っているふりをする。

イルザのリアクション:リックを無視する。

アラブ人は七百フランと書かれた値札を見せる。

アラブ人 たったの七百フラン。

《ビート2》

リック だまされるなよ。

リックのアクション:イルザを守る。

イルザはすぐに気持ちを切り替える。リックを一瞬見たあと、よそよそしい態度でアラブ人のほうへ向きなおる。

イルザ どうぞおかまいなく。

イルザのリアクション:距離を縮めようとするリックを拒絶する。

イルザをラズロから奪うために、リックがまずしなくてはならないのは、気まずい雰囲気を和らげることだが、前のシーンでの諍いと怒りの気持ちを考えると、簡単ではない。リックの忠告はアラブ人露天商への侮辱ともとれるが、商人自身は腹を立てていない。だが、そのことばはサブテクストでは別の意味を持つ。イルザのラズロとの関係を表すことばだ。

《ビート3》

アラブ人 おや……こちらのご婦人はリックのお知り合いで? そういうことなら、少しばかりおまけしますよ。七百フランって言いましたっけ。(新しい値札をあげ)二百フラン。

リック ゆうべは失礼した。きみが店に来たとき、ひどい状態だった。

リックのアクション:謝る

イルザ かまわないのよ。

イルザのリアクション:リックをふたたび拒絶する。

アラブ人 あ、リックの特別なご友人なら、さらにいいお値段にしましょう。

価格を差し替えた三度目の値札には、百フランと書かれている。

ビート2でイルザを守ろうとしたのは、リックにとって自然なことだったが、ビート3での謝るという行為は、リックにとってむずかしい、めったにしないことだ。リックは不自然なほど改まったことばできまり悪さを隠し、ごまかそうとする。イルザの気持ちは動かない。

《ビート4》

リック きみの話を聞いて、すこし混乱した。それか、バーボンのせいかもしれない。

リックのリアクション:言いわけをする。

アラブ人 テーブルクロスやナプキンなんかも……
イルザ そう、でもほんとうに興味ないのよ。

イルザのリアクション:またしてもリックを拒絶する。

アラブ人(急いで出ていく)ちょっと失礼……すぐもどるんで……

アラブ人露天商はさまざまな形でこのシーンに厚みを加えている。喜劇的な雰囲気を作り出し、暗い結末と対照的な印象を与える。売っている品はレースで、レースは結婚や、ランジェリーの性的なイメージを連想させる。しかし、最も重要なのは、リックをイルザに売りこもうとしていることだ。露天商は最初の台詞で、リックが「いい品」だと伝え、リックの力を具体的に示すために、最初の値段を「リックのお知り合い」価格へとさげる。そして、昨夜何かあったらしいことを耳にすると、さらに「リックの特別なご友人」価格にまでさげる。

そのあと、リックは酒の話をふたたび持ち出し、自分のひどい態度を酒のせいにしようとする。イルザはまったく受け入れないが、それでもその場にとどまっている。レースを買うためではないと考えてまちがいない。

《ビート5》

少しのあいだ沈黙が流れ、イルザはレースの品々をながめているふりをする。

リック どうしてもどってきたんだ。駅でおれに待ちぼうけを食わせたわけを言うためか。

リックのアクション:心の扉の内側へ一歩踏みこもうとする。

イルザ (静かに)そうよ。

イルザのリアクション:心の扉を少し開く。

四回つづけて拒絶のことばを返されたいま、リックはどうにかしてイルザから肯定の返事を引き出したい。そこで、わかりきったことを質問する。イルザは静かに「そうよ」と言い、心の扉を開く――
チェーンをしたままだが、話をする気があることはわかる。

《ビート6》

リック じゃあ、聞くよ。いまはしらふだ。

リックのアクション:懇願する。

イルザ 話したくないの。

イルザのリアクション:もっと懇願するよう求める。

口数の少ないリックが酒飲みの自分を嘲るのはこれで三度目だ。女々しさは見せないものの、それは懇願であり、功を奏する。イルザはためらいがちに、理由は言えないと穏やかに伝え、レース製品を選んでいるふりをつづける。イルザのサブテクストはこうなる。「こんなふうに下手に出られるのも悪くないかもね。もう少しつづけてくれる?」

《ビート7》

リック どうしてだ。おれは列車の切符を無駄にしたんだ。理由を聞かせてもらってもいいはずだ。

リックのアクション:罪悪感でイルザを揺さぶる。

イルザ あなたは変わった。ゆうべ会って思ったの。パリのリックになら、話せた。わかってくれるから――でも、わたしを憎らしげに見るリックには……

イルザのリアクション:リックを罪悪感で揺さぶり返す。

このふたりには恋愛感情がある。互いに自分こそが被害者だと思い、相手の弱さを知っているので、たやすく相手を傷つける。

《ビート8》


イルザ (振り返ってリックを見る)すぐにカサブランカを離れるの。もう会うこともない。パリで愛し合ってたときは、お互いのことをほとんど知らなかった。あのころのまま別れましょう。あの思い出を大切にして――カサブランカのじゃなく――ゆうべのじゃなく――

イルザのアクション:別れを告げる。

リックはただイルザを見つめる。

リックのリアクション:反応するのを拒絶する。

イルザのやさしい赦しのことばは、サブテクストでは、はっきりと別れを意味する。たとえ言い方はていねいで、リックへの愛情がこめられていても、これは決別を告げている。「友達でいましょう。楽しい思い出を大切にして、いやなことは忘れて」

リックはそれをまったく受け入れない。リックのリアクションは、反応を拒むことだ。相手のアクションを無視するのも、もちろんひとつのリアクションだ。そして、リックはつぎのビートをはじめる。

《ビート9》


リック
 (小さく、緊張した声)おれを捨てたのは、耐えられないと思ったからなのか。警察の目をかいくぐって逃げつづけるのがどんなものか考えたからなのか。

リックのアクション:イルザを臆病者呼ばわりする。

イルザ そう思いたければ思って。

イルザのリアクション:リックを愚か者呼ばわりする。

リックはこの一年、イルザが自分のもとを去った理由を考え、怖じ気づいたのだろうと思ってきた。しかし、いまのイルザはラズロとともに死と隣り合わせの毎日を生きているので、リックに冷たく皮肉を言って、侮辱する。そこには「あなたがどう思おうとかまわない。そんなふうに考えるのはくだらない人間よ。そのお仲間になりたいなら、どうぞご勝手に」という気持ちがこめられている。

《ビート10》

リック おれはもう逃げまわってない。いまはここに落ち着いた。実は店の上に住んでるんだ――階段をのぼればいい。そこで待ってる。

リックのアクション:セックスをほのめかして誘う。

イルザは視線を落とし、リックに背を向ける。イルザの表情は帽子の広いつばで隠れて見えない。

イルザのリアクション:表情を隠す。

イルザは否定したが、気持ちは反対に傾いているとリックは感じとる。愛を交わしたパリの日々をリックはよく覚えていて、ラズロは冷たく近寄りがたい男に見える。そこでリックは危険を承知で、通りにいながら誘いのことばをかける。これも、うまくいく。イルザもパリでのことを覚えていて、赤くなった顔を帽子のつばの下に隠す。一瞬、リックはイルザに手が届きそうだと感じる。だが、リックは言ってはいけないことを言ってしまう。

《ビート11》

リック どうせ、いつかきみはラズロをだまして――きっとあそこへ来る。

リックのアクション:イルザを娼婦呼ばわりする。

イルザ いいえ、リック。だってヴィクター・ラズロはわたしの夫よ。あのころ……(間、冷めた口調で)……パリであなたと会ってたときも。

イルザのリアクション:事実を告げて、リックの望みを打ち砕く。

落ち着いた態度でイルザは歩き去る。残されたリックは茫然としたまま、去っていくイルザを見つめる。

リックはイルザに捨てられたときの苦痛をしまいこむことができない。前のシーンのクライマックスと同じように、侮蔑のことばをぶつけ、イルザがラズロを裏切ってふたたび自分と寝るとほのめかす。またもふしだらな女と言われ、イルザは最も残酷なことを最も残酷な方法でリックに告げる。重要なのは、告げたのは事実の半分だけだったことだ。そのときは夫が死んだと思っていたのだが、そのことは言っていない。それを伝えずに去っていくことで、リックに最悪の想像をさせる。イルザは既婚者でありながらパリでリックをもてあそび、夫がもどったのでリックを捨てた、だから、リックへの愛はすべてまやかしだった、と。観客はサブテクストから事実はそうではないと知るが、リックはどん底へ突き落とされる。

 

ステップ4 最後の価値要素を確認し、最初の価値要素と比較する

メインプロットが大きく方向を変え、希望のあるプラスから、リックが想像もしていなかった真っ暗なマイナスへ転換する。というのも、イルザは、もうリックを愛していないとはっきり伝えただけでなく、これまでも愛していなかったとほのめかしたからだ。イルザが実は既婚者だったことで、パリの恋はまがい物に転じ、リックはただの間男に成りさがる。

ステップ5 ビートをくわしく調べ、転換点を見つける

  1. イルザに近づく/リックを無視する
  2. イルザを守る/リック(とアラブ人)を拒絶する
  3. 謝る/リックを拒絶する
  4. 言いわけをする/リック(とアラブ人)を拒絶する
  5. 心の扉の内側へ一歩踏みこもうとする/心の扉を開こうとする
  6. 懇願する/もっと懇願するよう求める
  7. 罪悪感でイルザを揺さぶる/罪悪感でリックを揺さぶる
  8. 別れを告げる/反応するのを拒絶する
  9. イルザを臆病者呼ばわりする/リックを愚か者呼ばわりする
  10. セックスをほのめかして誘う/表情を隠す
  11. イルザを娼婦呼ばわりする/リックの望みを打ち砕く

アクション/リアクションの組み合わせが、ビートの進展を加速させる。それぞれが前のビートを上まわって、ふたりの愛はさらに大きな危機にさらされるため、悲痛で残酷でさえあるアクションを平然ととるには、ますます強い意志の力と耐性が求められる。

第11ビートの中ほどで、ギャップが生じる。イルザがラズロの妻でありながらリックと関係を持ったことがわかる場面だ。その瞬間まで、リックはイルザを取りもどせるかもしれないと期待していたが、この転換点で望みは断たれる。

 


(引用終わり)

ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』は、『カサブランカ』以外にも450作品を超える映画作品について言及しています。もちろんその中には「歴史上もっとも優れた映画脚本ベスト101」の『ゴットファーザー』(第2位)、『チャイナタウン』(第3位)、『市民ケーン』(第4位)をはじめとする名作も含まれています。

本書が映画脚本界のバイブルといわれている理由がお分かりいただけたでしょうか。
物語創作者必読の一冊、ぜひお買い求めください。

 

歴史上もっとも優れた映画脚本ベスト101(101 Greatest Screenplays)
※作品の横に「〇」印があるものは『ストーリー ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』で取り上げている作品

1.カサブランカ(CASABLANCA)〇
2.ゴッドファーザー(THE GODFATHER)〇
3.チャイナタウン(CHINATOWN)〇
4.市民ケーン(CITIZEN KANE)〇
5.イヴの総て(ALL ABOUT EVE)
6.アニー・ホール(ANNIE HALL)〇
7.サンセット大通り(SUNSET BLVD.)〇
8.ネットワーク(NETWORK)〇
9.お熱いのがお好き(SOME LIKE IT HOT)
10.ゴッドファーザーPARTII(THE GODFATHER II)〇
11.明日に向かって撃て!(BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID)
12.博士の異常な愛情(DR. STRANGELOVE)〇
13.卒業(THE GRADUATE)〇
14.アラビアのロレンス(LAWRENCE OF ARABIA)
15.アパートの鍵貸します(THE APARTMENT)
16.パルプ・フィクション(PULP FICTION)〇
17.トッツィー(TOOTSIE)〇
18.波止場(ON THE WATERFRONT)〇
19.アラバマ物語(TO KILL A MOCKINGBIRD)
20.素晴らしき哉、人生(IT’S A WONDERFUL LIFE)
21.北北西に進路を取れ(NORTH BY NORTHWEST)
22.ショーシャンクの空に(THE SHAWSHANK REDEMPTION)
23.風と共に去りぬ(GONE WITH THE WIND)〇
24.エターナル・サンシャイン(ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND)
25.オズの魔法使い(THE WIZARD OF OZ)〇
26.深夜の告白(DOUBLE INDEMNITY)
27.恋はデジャ・ヴ(GROUNDHOG DAY)〇
28.恋におちたシェイクスピア(SHAKESPEARE IN LOVE)
29.サリヴァンの旅(SULLIVAN’S TRAVELS)〇
30.許されざる者(UNFORGIVEN)〇
31.ヒズ・ガール・フライデー(HIS GIRL FRIDAY)〇
32.ファーゴ(FARGO)
33.第三の男(THE THIRD MAN)
34.成功の甘き香り(THE SWEET SMELL OF SUCCESS)〇
35.ユージュアル・サスペクツ(THE USUAL SUSPECTS)〇
36.真夜中のカーボーイ(MIDNIGHT COWBOY)〇
37.フィラデルフィア物語(THE PHILADELPHIA STORY)
38.アメリカン・グラフィティ(AMERICAN BEAUTY)
39.スティング(THE STING)
40.恋人たちの予感(WHEN HARRY MET SALLY)〇
41.グッドフェローズ(GOODFELLAS)
42.レイダース/失われた聖棺(RAIDERS OF THE LOST ARK)〇
43.タクシードライバー(TAXI DRIVER)〇
44.我等が生涯の最良の年(THE BEST YEARS OF OUR LIVES)
45.カッコーの巣の上で(ONE FLEW OVER THE CUCKOO’S NEST)
46.黄金(THE TREASURE OF THE SIERRA MADRE)〇
47.マルタの鷹(THE MALTESE FALCON)〇
48.戦場にかける橋(THE BRIDGE ON THE RIVER KWAI)〇
49.シンドラーのリスト(SCHINDLER’S LIST)〇
50.シックス・センス(THE SIXTH SENSE)
51.ブロードキャスト・ニュース(BROADCAST NEWS)
52.レディ・イヴ(THE LADY EVE)〇
53.大統領の陰謀(ALL THE PRESIDENT’S MEN)
54.マンハッタン(MANHATTAN)〇
55.地獄の黙示録(APOCALYPSE NOW)〇
56.バック・トゥ・ザ・フューチャー(BACK TO THE FUTURE)
57.ウディ・アレンの重罪と軽罪(CRIMES AND MISDEMEANORS)〇
58.普通の人々(ORDINARY PEOPLE)〇
59.或る夜の出来事(IT HAPPENED ONE NIGHT)
60.LAコンフィデンシャル(L.A. CONFIDENTIAL)
61.羊たちの沈黙(THE SILENCE OF THE LAMBS)〇
62.月の輝く夜に(MOONSTRUCK)〇
63.ジョーズ(JAWS)〇
64.愛と追憶の日々(TERMS OF ENDEARMENT)〇
65.雨に唄えば(SINGIN’ IN THE RAIN)
66.ザ・エージェント(JERRY MAGUIRE)〇
67.E.T.(E.T. THE EXTRA-TERRESTRIAL)〇
68.スター・ウォーズ帝国の逆襲(STAR WARS)〇
69.狼たちの午後(DOG DAY AFTERNOON)
70.アフリカの女王(THE AFRICAN QUEEN)
71.冬のライオン(THE LION IN WINTER)
72.テルマ&ルイーズ(THELMA & LOUISE)〇
73.アマデウス(AMADEUS)〇
74.マルコヴィッチの穴(BEING JOHN MALKOVICH)
75.真昼の決闘(HIGH NOON)
76.レイジング・ブル(RAGING BULL)〇
77.アダプテーション(ADAPTATION)
78.ロッキー(ROCKY)〇
79.ザ・プロデューサーズ(THE PRODUCERS)〇
80.刑事ジョン・ブック目撃者(WITNESS)〇
81.チャンス(BEING THERE)〇
82.暴力脱獄(COOL HAND LUKE)〇
83.裏窓(REAR WINDOW)
84.プリンセス・ブライド・ストーリー(THE PRINCESS BRIDE)
85.大いなる幻影(LA GRANDE ILLUSION)〇
86.ハロルドとモード少年は虹を渡る(HAROLD & MAUDE)〇
87.8 1/2(8 1/2)〇
88.フィールド・オブ・ドリームス(FIELD OF DREAMS)
89.フォレスト・ガンプ/一期一会(FORREST GUMP)〇
90.サイドウェイ(SIDEWAYS)
91.評決(THE VERDICT)〇
92.サイコ(PSYCHO)〇
93.ドゥ・ザ・ライト・シング(DO THE RIGHT THING)〇
94.パットン大戦車軍団(PATTON)
95.ハンナとその姉妹(HANNAH AND HER SISTERS)〇
96.ハスラー(THE HUSTLER)〇
97.捜索者(THE SEARCHERS)
98.怒りの葡萄(THE GRAPES OF WRATH)
99.ワイルドバンチ(THE WILD BUNCH)
100.メメント(MEMENTO)
101.汚名(NOTORIOUS)

ストーリー
ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則

ロバート・マッキー=著|越前敏弥=訳|堺三保=解説

発売日:2018年12月20日

A5版|536頁|本体:3,200円+税|ISBN 978-4-8459-1720-4