ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン最後の自選短篇集『メッセージ』が待望の邦訳!未邦訳作品7篇を含む31篇を収録2021年3月26日発売予定 ご予約受付中! | かみのたね
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2021.02.02

ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン最後の自選短篇集『メッセージ』が待望の邦訳!
未邦訳作品7篇を含む31篇を収録
2021年3月26日発売予定 ご予約受付中!

営業部より / フィルムアート社

トーベ・ヤンソン自らが作品を選定した生前最後の短篇集『Meddelande:Noveller i urval 1971–1997』(1998年刊行)が待望の邦訳!

日本語タイトルは『メッセージ トーベ・ヤンソン自選短篇集』です。

 

ねえ、自由を感じているんでしょう?
じゃなきゃ、許さないから。

ムーミンに魅せられた大人たちへ贈る――
人を、自然を、芸術を愛し、あるがままを生きたトーベが
生涯最後に編んだ傑作選、待望の邦訳。

メッセージ
トーベ・ヤンソン自選短篇集

トーベ・ヤンソン=著
久山葉子=訳

発売日:2021年03月26日
四六判・上製|496頁|本体:2,800円+税|ISBN 978-4-8459-2011-2

 

《 著者プロフィール 》

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Tove_Jansson_with_flower_crown_001.tiff?uselang=jaより引用。
Per Olov Jansson | CC: 表示 3.0

トーベ・ヤンソン(Tove Jansson)

画家・作家。1914年8月フィンランドの首都ヘルシンキに生まれる。父は彫刻家、母は画家という芸術一家に育ち、15歳のころには、挿絵画家としての仕事をはじめた。ストックホルムとパリで絵を学び、1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。1966年国際アンデルセン大賞、1984年フィンランド国家文学賞受賞。おもな作品に「ムーミン全集」シリーズ(全9巻)のほか、『少女ソフィアの夏』『彫刻家の娘』などがある。2001年6月逝去。

詳しくはムーミン公式サイト「トーベ・ヤンソンについて」をご参照ください。

《 内容紹介 》

トーベ・ヤンソンといえば、いわずと知れたムーミンの生みの親であり、世界的に著名な児童文学作家です。彼女は児童文学以外にも、画家、イラストレーター、絵本作家、漫画家などさまざまな分野でクリエイティビティを発揮しましたが、1970年以降は「大人向け」の小説を書く、小説家としても活躍しました。

ムーミンは読んだことがあるけど(あるいはテレビアニメを見たことはあるけど)、「大人向け」小説は読んだことがないという方は案外多いのではないでしょうか。

今回邦訳する『メッセージ トーベ・ヤンソン自選短篇集』に収録されているフィリップ・テイルによる「まえがき」にはこのように書かれています。

トーベ・ヤンソンをムーミンの作者としか見ていない人がいるなら、ちょっともったいないと思う。確かに順序からいうと、ムーミンと呼ばれるトロールのほうが大人向けの小説よりも先に誕生してはいるけれど。それでも、長篇小説や短篇小説を読まずして、トーベ・ヤンソンを読んだとは言えないと思う。本当の意味で読んだとは。
その一方で、それを体験できる機会がまだすっかり残っているなんて、羨ましい限りだ。

トーベ・ヤンソンの小説はこれまでも多くの作品が邦訳されてきました。
例えば、筑摩書房の「トーベ・ヤンソンコレクション」(全8巻)に「小説家トーベ・ヤンソン」の仕事がまとめられています。

さて、今回刊行する『メッセージ トーベ・ヤンソン自選短篇集』は、いったいどのような短篇集なのでしょうか。

『メッセージ トーベ・ヤンソン自選短篇集』のここに注目!

  • トーベ・ヤンソン自身が、過去の作品すべてに目を通したうえで選定した「自選」短篇集
  • 1971年から1997年まで「幅広い年代」から作品を選定
  • トーベ・ヤンソン「最後の」短篇集
  • 収録作品31篇のうち7篇が「未邦訳」作品
  • ユーモアのある語りを生かしたより親しみやすい「新訳」で刊行

日本のトーベ・ヤンソンファンが長らく邦訳を熱望していた一冊です。

トーベ・ヤンソンの伝記『ムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソン』(河出書房新社、トゥーラ・カルヤライネン=著、セルボ貴子・五十嵐淳=訳)には、本書についてこのように書かれています。

 

トーベの最後の作品は、『Meddelande Noveller i urval 1971-1997』である。トーベは84歳。約70年間にわたって、創作活動をつづけてきた。そしてトーベは、最後の短編小説選集のためにこれまで執筆した作品のすべてに目を通し、年代の違う選集から作品を選んだ。そして実体験を整理するかのように、これまで自分が書いてきたすべてをもう一度吟味した。それは、体験と創造物をまとめる作業だった。つまり作家がよく行う、過去を清掃する作業のようなものだ。自身の手で編まれた選集は、いわば作家の自伝である。選集『Meddelande(メッセージ)』に収められた短編小説は、トーベが他のものよりよいと思った作品、あるいは最近の26年間を感じとることができる作品を選んだ。それらの作品の多くには、人生において意義深い出来事、親類、母方の叔父、従妹のカリン、トゥーティと母との旅行、そしてトゥーティが大切にしたコニカについてなどを描いている。
この選集には、それまでの未発表の短編小説もいくつか収められている。それらの作品はトーベの若い頃のメモや手紙をかなり忠実に再現している。もちろん言葉に修正を加え、さらにメモや手紙に書かれている個人的なことがらは削除されている。それでも内容は、手紙やメモの文面とさほど変わらない。トーベは、短編小説の一部には手紙形式も取り入れている。そのため、その部分は時間を感じさせない現実感を帯びている。手紙とメモのおかげで、記憶だけが頼りの回想録では見られない新鮮味が立ち現れた。それが非現実的なものに塗り替えられることはなかったのだ。

トーベ・ヤンソンの作品には自伝的要素を含むものが多いことで知られていますが、今回はじめて邦訳される作品にはとりわけその色合いが濃いものが多く、トーベ・ヤンソンの実像に迫る一冊としても非常に価値が高い作品集になっています。

では、最後にお楽しみの収録作品をご紹介しましょう。

《 収録作品 》

1:我が愛しき叔父たち[初邦訳]
2:着想(アイデア)を得るということ[初邦訳]
3:コニコヴァへの手紙[初邦訳]
4:ボートとわたし
5:卒業式[初邦訳]
6:サミュエルとの対話[初邦訳]
7:ローベット
8:猿
9:黒と白
10:夏の子ども
11:ある愛の物語
12:人形の家
13:軽い鞄ひとつの旅
14:砂を降ろす
15:クララからの手紙
16:春について
17:大旅行
18:自然の中の芸術
19:リス
20:連載漫画家
21:コニカとの旅
22:墓地
23:ウワディスワフ
24:オオカミ
25:カーリン、わたしの友達
26:文通
27:思い出を借りる女
28:リヴィエラへの旅
29:絵
30:娘[初邦訳]
31:メッセージ[初邦訳]

《 訳者プロフィール 》

久山葉子(くやま・ようこ)
1975年生。神戸女学院大学文学部英文学科卒。2010年よりスウェーデン在住。著書に『スウェーデンの保育園に待機児童はいない』(東京創元社)。訳書に『許されざる者』(レイフ・GW・ペーション著、創元推理文庫)、『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著、新潮新書)、『北欧式インテリア・スタイリングの法則』(共訳、フリーダ・ラムステッド著、フィルムアート社)など多数。

3月26日の刊行に向けて、現在鋭意編集中!
すべてのトーベ・ヤンソンファン必読の歴史的な一冊となっております。ぜひお楽しみに!

また、今年はトーベ・ヤンソンの半生を描いた映画『TOVE(原題)』の日本での公開が決定しています(2021年秋公開予定)。こちらも楽しみですね!

映画『TOVE(原題)』公式サイト

 

メッセージ
トーベ・ヤンソン自選短篇集

トーベ・ヤンソン=著
久山葉子=訳

発売日:2021年03月26日
四六判・上製|496頁|本体:2,800円+税|ISBN 978-4-8459-2011-2

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