ありそうでなかった、複雑なジェンダーの世界をわかりやすく解説する本が発売されます!その名も……
イラストで学ぶジェンダーのはなし
みんなと自分を理解するためのガイドブック
原題:Seeing Gender: An Illustrated Guide to Identity and Expression
こちらは2021年3月26日発売予定、現在ご予約受付中です。
では、本書の読みどころと内容についてご説明させていただきます!
イラストで学ぶジェンダーのはなし
みんなと自分を理解するためのガイドブック
アイリス・ゴットリーブ=イラスト・文
野中モモ=訳
発売日:2021年3月26日
A5判・並製|210頁|定価:2,000円+税|ISBN 978-4-8459-2022-8
※その他、書店店頭などでもご注文可能です
『イラストで学ぶジェンダーのはなし』のここに注目!
- それぞれのトピックごとの丁寧な解説と、わかりやすいイラストが満載!
- 用語集や人物紹介があり、ジェンダーについてまったく知識がない方もゼロから学ぶことができます
- 著者自身の乳房切除手術の経験談も収録
- あなたが知らず知らずのうちに誰かを傷つけていたとしたら……この本がそれを気づかせてくれるかもしれません
- SDGs(持続可能な開発目標)などの国際的な枠組みにおいて求められている格差、差別の撤廃を目指すための知識が詰まっています
- ドラマ『女子的生活』出演・演技指導、映画『ミッドナイトスワン』脚本監修など、大きな話題となった作品にも携わっている俳優の西原さつきさんが「この本に出逢えて良かった」と絶賛!
《 内容紹介 》
ジェンダーの複雑さに向き合うために
これからの時代の「当たり前」を身につけるための
新しいガイドブック!
私たちは多様な人々とさまざまな知見を共有し、ともに生きる時代に立っています。
しかし実際は人種や性別などに基づく差別や偏見は無くなっておらず、いたる所で日常に悪影響をもたらしています。
本当のところ、私たちはそうした「自分とは違う」人たちのことを、そして自分自身のことをどこまで知っているのでしょうか。
本書ではクィア作家でアーティスト、そしてノンバイナリー(性別二元論に収まらないジェンダー)を自認する著者が、歴史、科学、社会学的な事象を通じつつ、実体験を交えながらジェンダーにかかわる様々なトピックについて丁寧に解説していきます。
ジェンダーをめぐる基本用語集とその解説、歴史的な出来事や事件、世界に大きな影響をもたらした人々の逸話、人間以外の動物における「性」のはなし、さらには著者自身による乳房切除手術の経験談まで。毎日のように変化を続けるジェンダーと世界との関係を学ぶために、本書は多くの方にとって最良の入り口となるはずです。
近年話題のSDGs(持続可能な開発目標)では、ジェンダー平等の実現や、人や国の不平等をなくすことが国際目標として定められています。本書にはそれを最良のかたちで実現するために、これからの時代を生きる私たちがぜったいに知っておかなければならない知識が詰まっています。
他者について学び、自分がどう生きたいかを考えるための一歩を、本書をきっかけに踏み出していただければ幸いです。
《 推薦コメント 》
いつかもし、私が子どもを授かれたら、一緒に読んでみたいと思います。
西原さつき(俳優/ドラマ『女子的生活』出演・演技指導/映画『ミッドナイトスワン』脚本監修)
《 本書で扱う項目 》
ジェンダーにまつわる用語・入門編/ジェンダー・アイデンティティ/ジェンダー・ディスフォリア(性別違和)/ジェンダー・エクスプレッション(ジェンダー表現)/ジェンダー・アイデンティティ、セクシュアリティ、性的指向の違い/アセクシュアリティ/動物たちの同性愛行動/身体的な性/ジェンダーの解剖学/インターセックス/ナメクジの性/べからず・べし/LGBTQ+って実際どういう意味?/ジェンダー・ロール(性役割)/インターセクショナリティ/同化教育制度/第3のジェンダーと第4のジェンダー/シェイクスピア/コウイカ/脳みその重さにまつわる神話/STEM(science, technology, engineering, and math /科学、技術、工学、数学)の女性たち/1800年代の服装/ルイ14世とハイヒール/男の子は男の子――いかに有害な男らしさが男性集団をかたちづくっているか/家父長制/ライオン/スポーツ/ホワイト・フェミニズム/黒人少年が黒人男性になるとき(黒人男性に対する警察の暴力、不当に投獄される黒人男性たち)/性的暴行、#metoo、ジェンダー化された暴力/摂食障害は誰でもなる病気/中絶について/医療のバイアス/ジェンダーと精神疾患/トランス・コミュニティにおけるメンタルヘルス/特権について 初級編/平等性≠公平性/ピンク税/貧困の女性化/静かなる南部の流行病/公共施設のプライバシーと安全法/「セックスワーク」はよくない言葉ではない/ストーンウォールの反乱/LGBTQ+は一枚岩ではない/カミングアウト運動の危険性/広告/リベット工員のロージー神話/ベクダル・テスト……etc.
《 本書で取り上げる人々 》
デヴィッド・ボウイ/プリンス/フリーダ・カーロ/ココ・シャネル/アノーニ/セリーナ・ウィリアムズ/マーシャ・P・ジョンソン/ラヴァーン・コックス/アニタ・ヒルとクリスティン・ブレイジー・フォード/サパティスタ/ハンナ・ギャズビー/フランク・オーシャン……etc.
《 目次 》
この本について メレディス・タルサン
まえがき
パート1:まずはここから
パート2:さらに深掘り
パート3:わたしの話
あとがき:学びは決して終わらない
参考資料
索引
謝辞
著者について
☆気になる中面のイメージはこちら☆
《 プロフィール 》
[イラスト・文]アイリス・ゴットリーブ(Iris Gottlieb)
イラストレーター兼作家。著書に Seeing Science: An Illustrated Guide to the Wonders of the Universe、Natural Attraction: A Field Guide to Friends, Frenemies, and Other Symbiotic Animal Relationships がある。好きな食べものはすいか。いちばん怖いものは内部寄生虫。犬のバニーと一緒にノースキャロライナ州ダーラム在住。
[訳]野中モモ(のなか・もも)
東京生まれ。編集職を経てロンドン大学ゴールドスミス校で美術史を学ぶ。東京を拠点に文筆および翻訳業(英日)に従事。訳書にレイチェル・イグノトフスキー『世界を変えた50人の女性科学者たち』(創元社)、ロクサーヌ・ゲイ『飢える私 ままならない心と体』(亜紀書房)など。著書『デヴィッド・ボウイ 変幻するカルト・スター』(筑摩書房)、『野中モモの「ZINE」小さな私のメディアを作る』(晶文社)。
本書は3月26日の刊行に向けて、現在鋭意編集中です!
これからの時代を生きるすべての方必読の内容になっています。ぜひお楽しみに!
イラストで学ぶジェンダーのはなし
みんなと自分を理解するためのガイドブック
アイリス・ゴットリーブ=イラスト・文
野中モモ=訳
発売日:2021年3月26日
A5判・並製|210頁|定価:2,000円+税|ISBN 978-4-8459-2022-8
※その他、書店店頭などでもご注文可能です