フィルムアート社の中の人が2022年1月に刊行された映画関連書籍の中から気になる映画本をピックアップして紹介します。
(毎月上旬更新予定)
・2021年7月刊行リスト
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フィルムアート社の中の人が2022年1月に刊行された映画関連書籍の中から気になる映画本をピックアップして紹介します。
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価格 5,500円(本体5,000円+税)
発行年月 2022年01月
判型 A5
ISBN 9784801004610
ストーリー対ディスコースという二分法から派生する諸問題
プロップ、バフチン、バルト、ジュネット、ブレモン、トドロフ、ブースをはじめとした、これまでの物語論の卓見を巧みに統合しながら、漫画や映画をふくむ豊富な事例を鮮やかに分析した、いまや英米圏における物語論の古典、待望の翻訳。
(出版社HPより)
価格 946円(本体860円+税)
発行年月 2022年01月
判型 新書
ISBN 9784087211993
韓国カルチャーが世界で人気を得る、その理由は?
韓国人にとってのパワーワード「ヒョン(兄)」の意味は?
一般富裕層とは違う、財閥の役割とは?
挨拶がわりの「ご飯を食べましたか?」が持つ意味は?
本書で取り上げるのは、小説・映画『82年生まれ、キム・ジヨン』、ドラマ『サイコだけど大丈夫』『愛の不時着』『梨泰院クラス』『Mine』『SKYキャッスル』『賢い医師生活』、映画『南部軍』『ミナリ』『タクシー運転手 約束は海を越えて』、小説『もう死んでいる十二人の女たちと』『こびとが打ち上げた小さなボール』『野蛮なアリスさん』など……。
近年話題となった小説、ドラマ、映画などのさまざまなカルチャーから見た、韓国のリアルな姿を考察する。
(出版社HPより)
価格 2,310円(本体2,100円+税)
発行年月 2022年01月
判型 四六判
ISBN 9784406066648
「ポネット」「かぼちゃ大王」「髪結いの亭主」「イル・ポスティーノ」「もののけ姫」……ここ30年ほどの名作から50本をセレクト。描かれる多様な世界を味わいながら、人間と世界の真実に思いを馳せます。幼い魂の叫び、家族の風景、愛の連環、人生の回転扉、そして映し出される社会。映画がさらに好きになる一冊!
(出版社HPより)
価格 2,860円(本体2,600円+税)
発行年月 2022年01月
判型 B6
ISBN 9784909281401
ソ連の詩的映像作家アンドレイ・タルコフスキーが世を去って35年。しかし彼の作品への評価は高まることがあっても、古びることは決してない。映画館でも「タルコフスキー映画祭」が常に開催され、新しいファンを獲得し続けている。
本書は、難解と言われるタルコフスキー映画全8作を詳細に解説すると共に全作品のフィルモグラフィーとタルコフスキー家の年譜も収録した〈タルコフスキー本の決定版〉です。
(出版社HPより)
価格 3,740円(本体3,400円+税)
行年月 2022年01月
判型 四六判
ISBN 9784130611435
ソ連時代、建築の理想や夢を映し出す一大メディアとなった映画は、社会主義都市のイメージを大衆に浸透させることに成功し、現在にいたるまで人々の「ソ連」のイメージと結びついてきた。映画は首都モスクワをいかに神話化し、解体したのか、スクリーン上の建築物が饒舌に語り始める。
(出版社HPより)
価格 3,520円(本体3,200円+税)
発行年月 2022年01月
判型 A5
ISBN 9784865980950
今だからこそ見たい! 聴きたい! 植木等の映画と歌
映画、歌、発言、人間から多面的に解き明かす〈植木等の真実〉貴重な東宝カラー・スチール、ご家族提供による秘蔵写真 多数掲載。植木等研究本の決定版!
(出版社HPより)
価格 2,420円(本体2,200円+税)
発行年月 2022年01月
判型 四六判
ISBN 9784909237637
酒井耕・濱口竜介、鈴尾啓太、小森はるか――
震災を記録してきた3組の作家たちの実践から、映像メディア理論の新境地を開く。
今日のメディア・テクノロジーは、世界のあれこれの出来事をほとんどリアルタイムに私たちに見せる一方で、それらを次々と処理していくことを同時に要求している。
そのなかで私たちは、日々膨大な情報に埋もれてしまい、眼前に存在する他者や未知の出来事をアクチュアルに見る能力を著しく低下させてはいないだろうか?
東日本大震災を記録した3組の「作家」たちの実践を通じて、「中動態」という概念を手がかりに他者と共生するための想像力の可能性を探る。
(出版社HPより)
価格 2,970円(本体2,700円+税)
発行年月 2022年01月
判型 A5
ISBN 9784336073006
イラストレーター・グラフィックデザイナーとして活躍し、さらにエッセイスト・映画監督・作曲家など多彩な顔をもつ和田誠(1936–2019)の代表作にして、映画エッセイの名著が愛蔵版で復活! 書き下ろしエッセイ=村上春樹
記憶に残る〈映画の名セリフ〉をイラストレーションとともに紹介する本シリーズは、「キネマ旬報」で1973年から23年のあいだ断続的に連載され、全7巻の単行本にまとまり長年映画ファンに愛されてきた。今回オリジナルのまま再現した本体を函に入れた特別仕様で復刊、各巻に書き下ろしエッセイを掲載した栞を付す。
(出版社HPより)
価格 2,640円(本体2,400円+税)
発行年月 2022年01月
判型 A5
ISBN 9784787274427
『桃太郎 海の神兵』は、1945年、戦時下の日本で公開された日本初の長篇アニメーション、国策アニメーションである。これまでは「日本初」という点で注目され、「プロパガンダ/平和」というイデオロギー的な側面から論じられてきて、映像テクストとそれを支える社会的な背景は正面から検証されてこなかった。
本書では、『海の神兵』の映像テクスト分析を中心におこない、ユビキタス的なありよう、異種混交性・越境性、キャラクター造形の特異性を浮き彫りにして、『海の神兵』の映像技法の先駆性・実験性も明らかにする。
『海の神兵』を支えた当時の文化映画業界や『海の神兵』の東アジアでの受容も掘り起こし、アジア・太平洋戦争と日本アニメーションの関わりを照射する。日本のアニメーション研究の第一人者・渡辺泰氏による「『桃太郎の海鷲』の思い出」も所収。
(出版社HPより)