「私のキャラクター、もっと魅力的になるのでは?」「ストーリー全体に緊張感を持たせたいけど、何をどうやったらいいかわからない…泣」「どうしようもない絶望感を持たせたはいいけど、ここからどうすべきだ…?」そんなお悩みを抱える創作者の皆さま、お待たせしました!
すべての創作者のためのバイブル「類語辞典」シリーズに、新たな仲間が加わります!
対立・葛藤類語辞典 上巻
原題:The Conflict Thesaurus: A Writer’s Guide to Obstacles, Adversaries, and Inner Struggles (Volume 1)
こちらは2022年6月25日発売予定、現在ご予約受付中です。
まずは内容からご説明させていただきます!
対立・葛藤類語辞典 上巻
アンジェラ・アッカーマン+ベッカ・パグリッシ=著
新田享子=訳
発売日:2022年6月25日
A5判・並製|356頁(仮)|定価:2,000円+税|ISBN 978-4-8459-2118-8
※その他、書店店頭などでもご注文可能です
《 内容紹介 》
シリーズ累計22万部突破!
小説、脚本、マンガ、演技、二次創作、TRPG……
すべての創作者必携の大ヒット類語辞典 第7弾
登場人物に最適な《コンフリクト=対立・葛藤》を
組み込むことで、物語は鮮やかに動き出す
本書は創作者にとっての魔法の杖だ。
対立がキャラクターに血を通わせ、
葛藤がストーリーに生命を吹き込む。
読書猿(『独学大全』著者)
現実世界では避けたい対立や葛藤は、フィクションにおいてはいくらあっても足りないもの。人の不幸、番狂わせ、裏切り、身の毛もよだつありえない展開……私たちはそれらを追体験することで、登場人物に感情移入し、臨場感たっぷりの物語を味わうことができるのです。本書は、常に書き手を悩ませている「対立・葛藤をどう作品に組み込むべきか」について解説する、最適な手引書となっています。読者の心を捉えて離さないような物語を書くためには、キャラクターに個人的なリスクを負わせ、失敗すれば大惨事を招きかねないように、ストーリー全体を通して緊張感が高まっていくような対立や葛藤が必要となります。本書はあらゆる作品づくりにおいて、最適な表現をする助けとなることでしょう。
シリーズを通して好評の前半パートでは、対立・葛藤を物語に組み込むことの重要性から、プロットやキャラクターにもたらす効果、様々なストーリーの「型」の紹介、内的・外的葛藤の役割などを、実例を交えながら丁寧に解説。後半の辞典パートでは、具体的な110のシチュエーションを例に、それぞれの対立・葛藤が生じる具体的な状況、引き起こされるネガティブな問題や困難、起こりうる悲惨な結果・特性、もたらされる感情、起こりうる内的葛藤、基本的な欲求への影響、対処に役立つポジティブな特性や結果などを、見開き1ページで紹介しています。
この『上巻』では、「人間関係の摩擦」、「失敗と過ち」、「道徳的ジレンマと誘惑」、「義務と責任」、「プレッシャーとタイムリミット」、「勝ち目のないシナリオ」に分けた110もの対立・葛藤が生じる場面を収録。さらに多様な項目を収録した『下巻(仮)』は2023年ごろの刊行を予定しています。
あらゆる創作指南書において最重要視されている《コンフリクト=対立・葛藤》の適切な使い方についてまとめ、作品づくりに役立つ豊富なアイデアを提供する、唯一無二にして実用的な1冊となっています。
各ページの構成について
本書ではそれぞれの場面ごとに、見開きで下記項目に沿って解説をしています。
◎具体的な状況
その葛藤・対立が起こる状況・場面のバリエーション
◎引き起こされる軽度の問題・困難
ある場面において、キャラクターからもう少しだけ強い反応を引き出したいときに使う
◎起こりうる悲惨な結果
転換点や場面の終わり際、物語にとんでもない惨事を起こしたいときに使う
◎結果として生じる感情
その場面においてキャラクターが抱く不安、劣等感、怒り、狼狽、自暴自棄、無力感、混乱といった感情の変化
◎起こりうる内的葛藤
状況に重みを加え、心の動揺が起きるシナリオを提供する
◎状況を悪化させうるネガティブな特性
優柔不断、独占欲が強い、神経質、執念深い、完璧主義、無責任、わがままといった、キャラクターがその状況を悪化させうる特性
◎基本的欲求への影響
基本的欲求(「自己実現の欲求」「承認・尊重の欲求」「帰属意識・愛の欲求」「安全・安心の欲求」「生理的欲求」)にどんな影響があるかを具体的に提供
◎対処に役立つポジティブな特性
その対立・葛藤を解決に導くためにキャラクターが備えておくとよい特性
◎ポジティブな結果
対立・葛藤が解消され、キャラクターがポジティブな状況や心境に向かった結果
『類語辞典』シリーズの紹介
今作は過去のシリーズと密接にリンクした内容になっています
フィルムアート社の『類語辞典』シリーズはSNSを中心に爆発的に広まり、これまでの累計刷部数は22万部を超える大ヒットを記録しています。人間の喜怒哀楽を項目化し、それぞれの感情に由来する行動や反応を集めた『感情類語辞典[増補改訂版]』。あらゆるキャラクターの明るい面、暗い面から人物描写を深めたい方におすすめの『性格類語辞典 ポジティブ編』 『性格類語辞典 ネガティブ編』。255もの「場面」を通して物語の舞台・世界観をつくりあげるための『場面設定類語辞典』。読者の共感を呼ぶ多面性のある豊かなキャラクターや、リアリティのある状況設定を描くための『トラウマ類語辞典』。キャラクターの人生にとって欠かせない要素=職業を適切に設定するための『職業設定類語辞典』。
そしてこれらの中に収録されている、創作に役立つ様々なツールをダウンロードできる特設サイトも併せてご活用ください。
「読むとグサグサ刺さる」「勉強になる!」と
評判のまえがきから一部をご紹介!
対立・葛藤はストーリーの成功の鍵を握る重要な部分で、あれば何でもよいわけではない。キャラクターの生活のあらゆる側面に緊張感をみなぎらせ、目標を達成しようとするキャラクターの前に立ちはだかり、心理的動揺を引き起こすような種類のものでなければならない。キャラクターに個人的リスクを負わせ、失敗すれば大惨事を招きかねないように、ストーリーを通じて緊張感が高まっていくような対立や葛藤が必要だ。そのためには、対立や葛藤があらゆるストーリー、あらゆる場面に組み込まれていなければならない。書き手の皆さんのストーリーにぴったりと合った対立・葛藤を選び出し、最大の効果を発揮するよう、ストーリーに取り入れるのに、本書が少しでも役立つことを願っている。(本文より)
気になる目次はこちら!
創作に役立つツールも収録予定です
ストーリーテリングにおける対立・葛藤の役割:キャラクターの形成
プロットと対立・葛藤の組み合わせ
内的な対立・葛藤:奥を見る
失敗の教訓:キャラクターを成長に向かわせる
対立・葛藤、選択肢、結果
フィクションにおける敵対者:キャラクターの邪魔をするのは誰なのか
ストーリーや場面に合った対立・葛藤を見つける
筆者から最後に
◆人間関係の摩擦
当たり前に思われる/操られる/浮気がばれる/浮気される/家族の秘密がばれる/家庭内暴力/結婚や真剣な交際に踏み切るのを嫌がるパートナー/結婚を強いられる/恋敵が現れる/恋が妨害される/自制心を失う/失恋させる/自分の好きな人が他の人に惹かれる/信頼していた仲間や友人に裏切られる・見捨てられる/性機能不全/疎遠になっていた親戚が姿を現す/デートの誘いを断られる/同調圧力/友だちや愛する人を裏切らなければならない/望んでいないのに言い寄られる/配偶者の隠し事を知る/人を失望させる/人を許すことができない/侮辱される/無視される・疎外される/離婚・離別/わが子が元配偶者と一緒に暮らしたがる/別れた相手に干渉される/別れた相手が新しい恋人と一緒にいるのを見かける
◆失敗と過ち
嘘がばれる/賭けに負ける/危険を甘く見る/携帯電話をなくす/個人的なメッセージを間違った人に送る/作業場に危険をもたらす/仕事で重大な過ちを犯す/失敗する/自動車事故を起こす/準備ができていない/知らずに誤まった情報を広める/大事なところでヘマをする/大切なものが壊れる/投資判断を誤る/同僚と一夜だけの関係を持つ/判断力を欠いて愚かなことをする/判断を誤る/人に影響を与える嘘をつく/ふさわしくない相手に打ち明ける/ふさわしくない人から助言を得る/間違いを犯して捕まる/悪ふざけが大事になる
◆道徳的ジレンマと誘惑
安易な解決策のない難しい判断に直面する/安易な解決策をもちかけられる/虐待を目撃する/けがれた金品を差し出される/差別を目撃する/自身の行動の責任をとらせる/自分の不正行為を人に目撃される/好きになってはいけない人を好きになる/正当な理由で法律を破る/大義のために倫理・道徳観を犠牲にする/大切なものを手に入れるために仕方なく盗みを働く/他人や動物を死なせる選択をする/人の勝利を妨害しなければならない/人を助けるべきか否かで悩む/不正を働くように仕向けられる/不適切なときに不健全な行為に溺れる/腐敗を目撃する/八百長が発覚する/友情が壊れるかもしれない事実を知る/友人をかばうように圧力をかけられる
◆義務と責任
嫌な仕事を任される/形式的で融通の利かないことに煩わされる/交通手段を失う/子どもが学校で問題を起こす/子どもが病気になる/仕事を酷評される/職を失う/敵と手を結ばなければならない/年老いた親に介護が必要になる/苦手な人と組まされる/人を罰する/命令に背く必要がある/約束を破る/弱い指導者の下でいらだつ/ワーク・ライフ・バランスが崩れかける/わが子を人に預ける予定が崩れる/悪い知らせを伝える
◆プレッシャーとタイムリミット
追いかけられる/思いがけない出費がかさむ/思いも寄らぬ責任を負わされる/脅迫される/最終通告を突きつけられる/時間までに終わらせなければならない/視線を注がれる/締め切りが早まる/重要な会議や締め切りを逃す/遅刻する/注目を浴びる/不利な立場に置かれていることに気づく/待たされる/道に迷う/無実を証明しなければならない
◆勝ち目のないシナリオ
板挟みになる/失敗するよう仕向けられる/全員を救うことはできない/多勢のために1人を犠牲にする/内的欲求や欲望が拮抗する/不運・破滅を避けるためにあえて人を傷つける/2つの悪いことからましなほうを選ばなければならない
《 著者プロフィール 》
https://writershelpingwriters.net/ より
アンジェラ・アッカーマン(Angela Ackerman)
ベッカ・パグリッシ(Becca Puglisi)
アンジェラ・アッカーマンは主にミドルグレード・ヤングアダルトの読者を対象に、若い世代の抱える闇をテーマにした小説を書いている。SCBWI〔児童書籍作家・イラストレーター協会〕会員である。ベッドの下にモンスターがいると信じ、フライドポテトとアイスクリームを一緒に食し、人から受けた恩をどんな形であれほかの人に返すことに尽くしている。夫と2人の子ども、愛犬とゾンビに似た魚に囲まれながら、ロッキー山脈の近く、カナダのアルバータ州カルガリーに暮らす。
ベッカ・パグリッシはヤングアダルト向けのファンタジー小説、歴史フィクションの作家であり、雑誌ライター。SCBWI会員である。太陽が輝くフロリダ州南部に暮らし、好きなことは映画鑑賞、カフェイン入りドリンクを飲むこと、体に悪い食べ物を食べること。夫と2人の子どもと暮らす。
アンジェラ、ベッカはともに多くの作家と作家志望者が集まるウェブサイト「Writers Helping Writers(前身は「The Bookshelf Muse」)」を運営している。豊かな文章を書くにあたり参考となる数々の類語表現を紹介するこのウェブサイトは、その功績が認められ賞も獲得している。
本書は6月25日の刊行に向けて、現在鋭意編集中です!
創作活動を行うすべての方必読の内容になっています。ぜひお楽しみに!
対立・葛藤類語辞典 上巻
アンジェラ・アッカーマン+ベッカ・パグリッシ=著
新田享子=訳
発売日:2022年6月25日
A5判・並製|356頁(仮)|定価:2,000円+税|ISBN 978-4-8459-2118-8
※その他、書店店頭などでもご注文可能です
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