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2022.06.03

気になる映画本 2022年5月刊行

気になる映画本 / フィルムアート社

エヴァンゲリオンの精神史

小鳥遊書房
小野俊太郎=著 

価格 3,190円(本体2,900円+税)
発行年月 2022年05月
判型 A5
ISBN 9784909812827

月/『神曲』/パッチワーク/コラージュ/引用/モザイク/改変/戦後/負い目/ドーナツの穴/ループ/リピート/逸脱/縫合/転回/天使/メタフィクション/編集/遅延/マルチエンディング、そして、過去の継承と未来への改変…。エヴァ(と取り巻く現象)というテクストは、マニエリスム的読解を求めていた。


(出版社HPより)


押井守のサブぃカルチャー70年

東京ニュース通信社
押井守 

価格 1,870円(本体1,700円+税)
発行年月 2022年04月
判型 B6
ISBN 9784065279472

「昭和の白黒テレビ」から「令和のYouTube」まで。監督・押井守がエンタメ人生70年を語り尽くす!


1951年生まれの監督・押井守が、ほぼ初めてふれたエンタテインメントだと語る『赤胴鈴之助』から、現在ハマっているというYouTubeまで――。約70年にわたって親しんできた映画、TVシリーズ、漫画、アニメなどをその思い出とともに振り返りつつ、戦後日本がエンタテインメントを通じて何を表現し、社会を映し出してきたのかを語ります。


TV Bros.WEBで好評を博した連載に加筆して待望の書籍化! カバー・挿絵は人気アニメーター&監督の梅津泰臣描きおろし。


(出版社HPより)


キネマ旬報ベスト・テン95回全史 1924ー2021

キネマ旬報社

価格 3,960円(本体3,600円+税)
発行年月 2022年05月
判型 A5
ISBN 9784873768731

1924年の第1回開催以来、戦争による中断をはさんで2021年のベスト・テンで95回を数えたキネマ旬報ベスト・テン。各年度のベスト・テン結果のデータおよびランク入りした全作品の順位紹介を中心に、戦後は各年度の映画状況、興行ベスト・テンや映画界10大ニュースなど、様々なデータを網羅。

『キネマ旬報ベスト・テン90回全史』から約5年ぶりの改訂。ベスト・テン上位受賞者ランキングやジャンル別ベスト・テン結果の紹介など、コラムやデータも充実させた永久保存決定版です!

(出版社HPより)


サム・ライミのすべて 『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』への軌跡

eleーking編集部 

価格 1,980円(本体1,800円+税)
発行年月 2022年06月
判型 A5
ISBN 9784910511177

マーベル映画最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』の監督サム・ライミのすべてがわかる日本で初めての本! 『死霊のはらわた』で一躍80年代ホラーを代表するカルト監督に。『スパイダーマン』3部作など成功をおさめつつもプロデューサーとして若手ホラー作家のフックアップを続けてきた名匠、サム・ライミ。2022年には9年ぶりとなる新作としてマーベル映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』発表。そんなライミの全貌に迫った日本ではじめての一冊!


(出版社HPより)


ネオレアリズモ
イタリアの戦後と映画

みすず書房
岡田温司 

価格 4,950円(本体4,500円+税)
発行年月 2022年05月
判型 四六判
ISBN 9784622090953

戦争とファシズムを生き抜いたイタリアで生まれた、新しいリアリズムの潮流、ネオレアリズモ。

デ・シーカ(『自転車泥棒』『ウンベルト・D』)、ロッセリーニ(『無防備都市』『戦火のかなた』)など名だたる監督たちによる作品群として知られるが、その中心にいたのは、デ・シーカの共作者であり、数々の作品を世に送り出した脚本家・製作者チェーザレ・ザヴァッティーニである。

素人役者の起用、子供を主役に据えること、野外ロケーションなどの偶然に開かれた撮影手法によって、市井の人々の、生きられる現実をつづるネオレアリズモは、同時代のフランスの映画批評家バザンにより「俳優も、物語も、演出も存在しない、現実そのものという美学的幻想の内にある映画」と称賛され、ドゥルーズにより「純粋な光学的状況」と評された。それは映画の究極の夢であるとしても、ネオレアリズモは「純粋映画」の神話にとどまるものではない。

ネオレアリズモを映画理論の枠組みから解き放ったとき、イタリアの土地の方言としてのネオレアリズモが立ち現れてくる。本書は、長年にわたりイタリアに魅入られ、探究してきた西洋美術史家による、ネオレアリズモ再訪への招待状である。


(出版社HPより)


東宝空想特撮映画 轟く
1954ー1984

アルファベータブックス
小林淳 

価格 4,180円(本体3,800円+税)
発行年月 2022年05月
判型 A5
ISBN 9784865980943

1954 年に劇場公開された『透明人間』から、1984 年の『さよならジュピター』に至るまでの30 年の間に登場した東宝空想特撮映画50本を採り上げ、各作品の特徴や位置づけ、映画音楽についても言及し、東宝空想特撮映画の道程をたどる特撮映画評論の決定版!!

(出版社HPより)


映画『プロメア』脚本集
アニメ映画のシナリオができるまで

双葉社
中島かずき 藤津亮太 

価格 2,090円(本体1,900円+税)
発行年月 2022年05月
判型 四六判
ISBN 9784575317176

大ヒット劇場アニメーション『プロメア』の脚本が、初期アイデアから最終決定稿に至るまで、どのような変遷をたどったかを記録した制作ドキュメンタリー。『プロメア』脚本を「初稿」「改訂第1稿」「シナリオ決定稿」の3パターンを完全収録するとともに、企画の立ち上げから脚本改稿におけるエピソードや意図などを、今石洋之監督と脚本家の中島かずき氏の対談形式のインタビューで振り返る。インタビュー及び構成はアニメ評論家の藤津亮太氏。

(出版社HPより)


シン・論
おたくとアヴァンギャルド

太田出版
大塚英志 

価格 2,530円(本体2,300円+税)
発行年月 2022年05月
判型 B6
ISBN 9784778318130

庵野秀明の「シン・」シリーズは、「おたく」の歴史を踏まえた自覚的な「つくり直し」である。その方法と美学の出自を探る、挑発的芸術論。


戦後の「おたく」表現のフェティシズムや美学の出自は、戦時下に狂い咲いたアヴァンギャルドが、戦後、政治的にウォッシュされたものであるというのがぼくの一貫した主張だが、「シン・」シリーズは、

その美学や方法を「正しく」運用し直し、戦後おたく表現を「修正」する試みなのだ。成田亨ウルトラマンの初期デザインの採用などその際たるものだろう。しかし、それは「特撮」とか「アニメ」とか

戦後のジャンルに必ずしも閉じたものでなく、もう少し広い。その「広さ」が重要だ。 (「あとがき」より)


(出版社HPより)


湯浅政明のユリイカな日々

東京ニュース通信社
湯浅政明

価格 2,530円(本体2,300円+税)
発行年月 2022年05月
型 A5
ISBN 9784065283691

『マインド・ゲーム』『ピンポン THE ANIMATION』『夜は短し歩けよ乙女』『映像研には手を出すな!』『日本沈没2020』、最新作『犬王』……映画、TV、配信とさまざまな場で自身のアニメーション表現を追求してきたクリエイター・湯浅政明。


本書では、子どものころの思い出や、『クレヨンしんちゃん』などに携わったアニメーター時代、監督として話題作を次々と発表し続けている現在にいたるまでの歩みをひもときながら、その独創的なイマジネーションの原点にあるもの、発見と挑戦の日々、その演出術の秘密を解き明かしていく。


『ぴあ』アプリ版でのロングインタビュー『挑戦から学んだこと』に加筆、新企画を加えて書籍化!

湯浅監督本人による、カバーイラスト、中面イラスト、パラパラ漫画も楽しい1冊。


(出版社HPより)


わが人生。名優マイケル・ケインによる最上の人生指南書

集英社
マイケル・ケイン 大田黒奉之 

価格 2,310円(本体2,100円+税)
発行年月 2022年05月
判型 B6
ISBN 9784087817041

「結局、成功とは苦難を乗り切ることなのだ」(本書より)。

イギリスの名優、マイケル・ケインによる生きる知恵、仕事の心得の最上レッスン!


「バットマン」シリーズの執事アルフレッド役や、「アルフィー」、「ハンナとその姉妹」など数多くの映画に出演。オスカーはじめ輝かしい賞をいくつも獲得し、今も現役。英国の宝と呼ばれる名優マイケル・ケイン。

90歳を前に人生を振り返り、長いキャリアから得たユニークな教訓を私たちに伝えます。

致命的な失敗、理不尽な階級意識との闘いを経て獲得した逆境を乗り越える方法。

ときにシニカルに、ときにユーモラスに。賢くポジティブな最上の人生レッスンです。


(出版社HPより)


さらば、ベイルート
ジョスリーンは何と闘ったのか

河出書房新社
四方田犬彦 

価格 2,992円(本体2,720円+税)
発行年月 2022年05月
判型 四六判
ISBN 9784309030395

中東戦争を撮り続けた知られざる巨匠ジョスリーン・サアブ。世界史的悲劇が凝縮する土地と時代を生きた彼女の生涯を通じて、自由を希求する人間の輝きを描く感動のノンフィクション。


レバノンの名家に生まれ、パリで客死したある女性映画作家の生涯。驚異と感動のノンフィクション


(出版社HPより)


新しい声を聞くぼくたち

講談社
河野真太郎

価格 1,980円(本体1,800円+税)
発行年月 2022年05月
判型 B6
ISBN 9784065277423

変わっていく世界と、ぼくたちのいらだち。与えられた剣と鎧はどうやって手放したらいい?

映画や漫画など様々なコンテンツから、近年のフェミニズムの興隆の中で男性はどう生きるべきかを読み解く、画期的な文芸批評。


(出版社HPより)


人薬
精神科医と映画監督の対話

藤原書店
山本昌知 想田和弘

価格 2,200円(本体2,000円+税)
発行年月 2022年06月
判型 B6変
ISBN 9784865783452

精神科閉鎖病棟の「鍵」を開けた精神科医、山本昌知。

患者さんを一人の生活者として、人との関係こそが「薬」となる、と向き合う山本医師と、モザイクをかけない患者さんのありのままを撮影し「精神」「精神0」という「観察映画」作品に結実させた映画監督、想田和弘。生きづらさを感じるすべての人へ。


(出版社HPより)