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2022.08.02

気になる映画本 2022年7月刊行

気になる映画本 / フィルムアート社

ムービーマガジン1975ー1989

ワイズ出版
浦崎浩實 

価格 3,080円(本体2,800円+税)
発行年月 2022年07月
判型 B5
ISBN 9784898303443

70年代~80年代にかけて発行された幻の映画専門雑誌「ムービーマガジン」発行者の奔走・回顧・懺悔録!!

廃刊から33年の時を経て…「若者文化・芸術」が開花し、カルチャー雑誌の黄金期だった70年代~80年代を全力で駆け抜けた、映画専門雑誌発行者の奮闘記!

高平哲郎、竹中労、山田宏一など、日本を代表する様々な文化人が支えてきた「ムービーマガジン」とは?!

(出版社HPより)


嵐を呼ぶ女
アカデミー賞を獲った日本人女性映画プロデューサー、愛と戦いの記録

キネマ旬報社
吉崎道代

価格 2,750円(本体2,500円+税)
発行年月 2022年07月
判型 四六判
ISBN 9784873764832

満映秘史
栄華、崩壊、中国映画草創

KADOKAWA
石井妙子 岸富美子 

価格 1,320円(本体1,200円+税)
発行年月 2022年07月
判型 新書
ISBN 9784040824284

満映崩壊後に何が起きたか?当事者による最初で最後の証言で現れた事実! 社史すら存在しない封印史 満洲崩壊後、いったい何が起きたのか? 最後の満映社員が遺した衝撃の「事実」の数々。


中華人民共和国第一作の映画スタッフは日本人だった。甘粕正彦が君臨し、李香蘭が花開いた国策映画会社・満洲映画協会。その実態、特に満洲崩壊後の軌跡は知られていない。内田吐夢監督や元社員が詳細を話してこなかったからだ。原節子主演の日独合作映画『新しき土』に参加後、満映に入社し、敗戦後は中国映画の草創を支えた映画編集者、岸富美子。最後の証言者の氏が遺した秘史の数々!

(出版社HPより)


サメ映画ビジュアル大全
ジョーズサーガからZ級作品までシャークムービークロニクル

グラフィック社
アレクシ・プレヴォ クロード・ガイヤール フレッド・ピッツォフェラート 知的風ハット 原正人 

価格 2,640円(本体2,400円+税)
発行年月 2022年07月
判型 B5変
ISBN 9784766136746

元祖ジョーズからZ級サメ映画まで、世界中から集めたサメ映画のポスター、ビデオ、コミック、ゲームなどなどのグラフィック資料をこれでもかと詰め込んだビジュアルクロニクルブック。

イマジネーション溢れる刺激的な図版が満載の一冊です。

(出版社HPより)


氷上旅日記 新装版
ミュンヘン‐パリを歩いて

白水社
ヴェルナー・ヘルツォーク 藤川芳朗 

価格 3,080円(本体2,800円+税)
発行年月 2022年07月
判型 B6
ISBN 9784560094556

「あのひとを死なせるわけにはいかない。ぼくが自分の足で歩いていけば助かるんだ」――重病の親友の快復を願かけて、ミュンヘンからパリへ向かい、雪と氷のなかを彷徨し、魂に呼応するような風景と忘れられたような人びとに出会う……。ニュー・ジャーマン・シネマの鬼才が綴る孤高の幻視行。


最新作『歩いて見た世界』の監督による孤高の幻視行


鬼才ヴェルナー・ヘルツォーク監督は、人間と自然の壮大なドラマをテーマにした映画で広く知られる。『アギーレ・神の怒り』『フィツカラルド』など初期の代表作から最新作『歩いて見た世界』まで、野心的な作品は高い評価を受け、数々の映画賞を受賞している。

一九七四年十一月、ヘルツォークはパリにいる友人の映画評論家ロッテ・アイスナーが重篤と知らされる。自分の足でパリまで歩いていけば、アイスナーの病は治る……と願をかけ、真冬のミュンヘンを発つところからこの日記は始まる。

痛む足をひきずりながら、死んだような小さな村をいくつも通り過ぎ、空き家に泊まり、田舎道を彷徨する。あるときは、自分がまだ人間の姿をしているのを確かめようとガソリンスタンドのトイレに駆け込む。やがて寒さに凍えるカラスを兄弟のような感情を抱くようになり、リンゴの実がすべて落ちるまで木を揺さぶった直後の静寂に、孤独と疲労が頂点に達する……

研ぎ澄まされた感覚で、魂を震わすような自然に身を投じるヘルツォークならではの眼差し。極寒のなかをひたすら歩く真摯な姿と、狂おしいまでの思いが読者の心を打つだろう。

(出版社HPより)


映像のポエジア
刻印された時間

筑摩書房
アンドレイ・タルコフスキー 鴻英良 

価格 1,540円(本体1,400円+税)
発行年月 2022年07月
判型 文庫
ISBN 9784480511300

うちに秘めた理想への郷愁−−。映画の可能性に応える詩的論理とは何か。映像の詩人がおよそ二十年に及ぶ思索を通し、芸術創造の意味を問いかける。

(出版社HPより)


「アニメ評論家」宣言 増補改訂版

筑摩書房
藤津亮太 

価格 1,210円(本体1,100円+税)
発行年月 2022年07月
判型 文庫
ISBN 9784480438201

あの名作に、どうして感動するんだろう? 『ホルスの大冒険』から『マインド・ゲーム』まで。アニメの見方を変える評論集、大幅に増補改訂して復刊。

(出版社HPより)


映画の正体
続編の法則

立東舎 リットーミュージック
押井守

価格 2,200円(本体2,000円+税)
発行年月 2022年07月
判型 A5
ISBN 9784845637836

続編監督を自認する押井守が解析する 続編、シリーズもの、リブート映画の存在証明!


気がつけば興行収入ランキングの上位を占めるのは続編映画ばかり。そんな時代だからこそ、続編映画を通して映画の正体に近づいていきたい。人はなぜ続編映画を作り、シリーズものを見に行き、あまつさえリブートを企画するのか。自らを続編監督と自認する押井守監督が、その秘密に迫ります。


(出版社HPより)


大俳優丹波哲郎

ワイズ出版
ダーティ工藤 

価格 1,650円(本体1,500円+税)
発行年月 2022年07月
判型 A6
ISBN 9784898303450

生誕100年記念出版。

2004年発売以来、長らく品切だった既刊「大俳優 丹波哲郎」。生い立ちから50年を超える俳優人生を大いに語ってもらったインタビュー集の初の文庫化!


丹波哲郎インタビュー編(お坊っちゃま;学徒出陣;GHQから文化座へ;映画デビュー;新東宝;テレビと五社英雄;フリーランサー~東映・松竹・日活・大映・東宝;外国映画;映画人たち;わが演技論;霊界の宣伝マンと霊界映画;ポーそして妻貞子)


資料篇(映画出演作品;オリジナルビデオ出演作品;舞台出演作品;テレビ出演作品;その他)

(出版社HPより)


マーベル・シネマティック・ユニバース音楽考
映画から聴こえるポップミュージックの意味

イースト・プレス
添野知生 高橋芳朗

価格 2,200円(本体2,000円+税)
発行年月 2022年07月
判型 四六判
ISBN 9784781620961

MCUが起こしたサウンドトラック革命!


MCU作品はヒーローたちの個性が光る“アクション”や“人間ドラマ”が魅力的だが、同時にヒーローたちの活躍に彩りを与える“音楽”もまた魅力の一つと言える。オリジナルの劇伴や歌だけでなく、往年の名曲を取り入れるなど、それぞれの作品の個性をより色濃く際立たせている。本作ではフェーズ1〜3の23作品で使用された140曲以上に及ぶポップミュージックの背景や選曲意図を徹底考察!その選曲の意図や効果について、作品ごとに様々な角度から徹底的に分析・考察する!

(出版社HPより)


愛蔵版 お楽しみはこれからだ PART6
映画の名セリフ

国書刊行会
和田誠

価格 2,970円(本体2,700円+税)
発行年月 2022年07月
判型 A5
ISBN 9784336073051

イラストレーター・グラフィックデザイナーとして活躍し、さらにエッセイスト・映画監督・作曲家など多彩な顔をもつ和田誠(1936–2019)の代表作にして、映画エッセイの名著が愛蔵版で復活! 書き下ろしエッセイ=横尾忠則


記憶に残る〈映画の名セリフ〉をイラストレーションとともに紹介する本シリーズは、「キネマ旬報」で1973年から23年のあいだ断続的に連載され、全7巻の単行本にまとまり長年映画ファンに愛されてきた。今回オリジナルのまま再現した本体を函に入れた特別仕様で復刊、各巻に書き下ろしエッセイを掲載した栞を付す。

(出版社HPより)


長谷川和彦 革命的映画術 シナリオ
「青春の殺人者」「太陽を盗んだ男」

A PEOPLE

価格 1,650円(本体1,500円+税)
発行年月 2022年07月
判型 A5
ISBN 9784909792297

7月9日(土)より、渋谷 ユーロスペースにて開催される「長谷川和彦 革命的映画術」。脚本作品4本。名もなき男が江戸の街をひっくり返す痛快艶笑時代劇「性盗ねずみ小僧」。警察官たちが強盗団に化けて暴走する衝撃作「濡れた荒野を走れ」(1973)。弁護士の卵ショーケンの脱力的キャラクターに孤独の影を深く刻んだ、哀しみの名作「青春の蹉跌」(1974)。アメリカンニューシネマ大正アナーキー版☓歌謡モノローグ集ともいうべき、傑作「宵待草」(1974)。

出演作1本。長谷川和彦の怪演に注目の出演作「夢二」(1991)。

そして、監督作2本。「青春の殺人者」(1976)「太陽を盗んだ男」(1979)

上映のユーロスペース、アマゾンなどでは今回の開催を記念して、「長谷川和彦 革命的映画術」を出版する。

7本の上映全作品レビューを掲載。さらに三留まゆみによる「長谷川和彦・論」。新たな試みとして「青春の殺人者」「太陽を盗んだ男」のシナリオを採録する。田村孟のシナリオがどのように映画「青春の殺人者」になっていったのか。レナード・シュレイダー、長谷川和彦の共同脚本「太陽を盗んだ男」のラストはシナリオと一致しているのか。観てから読むか、読んでから観るか。長谷川の「革命的映画術」を解き明かす最良のテキストとなるはずだ。

(出版社HPより)


ジョン・フォード論

文藝春秋
蓮實重彦

価格 3,410円(本体3,100円+税)
発行年月 2022年07月
判型 A5
ISBN 9784163915746

「古典的な西部劇の巨匠」というレッテルからジョン・フォードを解き放ち、画面そのものを見つめる快楽へとひたすら誘う――『監督 小津安二郎』と双璧をなす著者集大成。主要監督作の詳細なフィルモグラフィや貴重なスチール写真を多数収録。

(出版社HPより)


ヌーヴェル・ヴァーグの作家たち オリジナル映画ポスター・コレクションポスター・アートで見るフランス映画

DU BOOKS
井上由一 

価格 3,850円(本体3,500円+税)
発行年月 2022年07月
判型 A4
ISBN 9784866471204

映画ポスターデザインの歴史を変えた“新しい波”


トリュフォーとルイ・マルの生誕90周年にあたる2022年。

ゴダールの代表作『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』のリバイバル公開、ジャック・リヴェットとエリック・ロメールの特集上映、そしてトリュフォー生誕90周年を記念した映画祭「フランソワ・トリュフォーの冒険」が6月24日から開催決定と、ヌーヴェル・ヴァーグ作品が次々と劇場公開される記念すべき年に、「映画の顔」ともいえるポスターデザインを世界中から集めたビジュアル・ブックを刊行。

時代の“証言者”としてのポスターを紐解くため、世界21か国から集められたヌーヴェル・ヴァーグ作品の傑作ポスターをカラーで500枚一挙掲載。

公開国によって様々な切り口で捉えられたデザインを比較・紹介することで、過激で斬新なビジュアルに満ちた時代〓映画のルネサンスを切り取った映画ファン必須のグラフィックアート・ブック!


掲載枚数500枚、全280ページの圧倒的ボリューム