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2023.12.14

おすすめ展覧会と本 【坂本龍一トリビュート展】

おすすめ展覧会と本 / フィルムアート社

フィルムアート社営業部が、開催中の「おすすめ展覧会」と「あわせて読みたい本」を紹介する連載です。
本は自社・他社問わず紹介していきます!

第7回:坂本龍一トリビュート展 音楽/アート/メディア

会期:2023年12月16日(土)―2024年3月10日(日)
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
展覧会サイトはこちら

【展覧会概要】
本展覧会では、メディア・アート分野においてもはかりしれない功績を残した坂本の追悼とともに、ライゾマティクスの真鍋大度を共同キュレーターとして迎え、坂本の残した演奏データをもとにした作品や、国内外のアーティストによる、坂本とのかかわりのある作品、これまでのICCでの展示などの記録によって構成し、坂本の活動を継承し、展開する、未来に向けた坂本龍一像を提示することを試みます。

毛利悠子《そよぎ またはエコー》 2017年(部分)
「札幌国際芸術祭2017 」特別イベント「After the Echo 」での演奏風景
写真:佐々木育弥

 

【あわせて読みたい本】
音楽は自由にする
坂本龍一のメディア・パフォーマンス
ユリイカ2023年12月臨時増刊号 総特集=坂本龍一 1952-2023

音楽は自由にする

新潮社
坂本龍一=著

発売日:2023.4
ISBN: 978-4-1012-9122-2

「あまり気が進まないけれど」と前置きしつつ、日本が誇る世界的音楽家は語り始めた。伝説的な編集者である父の記憶。ピアノとの出合い。幼稚園での初めての作曲。高校での学生運動。YMOの狂騒。『ラストエンペラー』での苦闘と栄光。同時多発テロの衝撃。そして辿りついた新しい音楽――。華やかさと裏腹の激動の半生と、いつも響いていた音楽への想いを自らの言葉で克明に語った初の自伝。


坂本龍一のメディア・パフォーマンス
マス・メディアの中の芸術家像

フィルムアート社
松井茂、川崎弘二=編著
坂本龍一=インタビュー

発売日:2023.9
ISBN:978-4-8459-2140-9

坂本龍一が「パフォーマンス元年」と称する「1984年」に注目し、生涯にわたって「メディア」を革新し続けた芸術家としての足跡をあらためて紐解く。

多彩なプラットフォームで発表された作品群、その時々に遺された発言、そして、坂本龍一へのインタビューをもとに、「マス・メディアの中の芸術家像」を「メディア・パフォーマンス」というキー・タームから解き明かす。


ユリイカ2023年12月臨時増刊号 総特集=坂本龍一 1952-2023

青土社

発売日:2023.11
ISBN:978-4-7917-0440-8

坂本龍一とはどのような音楽家であったのだろうか、音楽という営為の自律性が起源とともに問い返されることになる。それこそ坂本龍一の問いであったと信じること、出発点はそこにある。われわれはたしかに坂本龍一の時代を生きていた。坂本龍一死去、残響の手前にその音楽を聴き返す。